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鍵交換の費用相場🔑 玄関ドアや勝手口など場所や状況別に解説!料金を抑える方法も

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家の鍵を失くした時、鍵を差し込んでも回りにくい時など、鍵交換が必要に!

そんな時、鍵の交換費用がどのくらいかかるのか気になりますよね。

スポーツジムや公衆浴場のロッカーなどは鍵を失くした場合、1万円前後の料金がかかることもあり、家の鍵となると交換費用が高いのではないかと心配だという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、鍵交換費用の相場についてわかりやすく解説。

場所別や鍵の種類別など、様々なシチュエーション別の費用相場を完全網羅した記事となっています。

鍵交換の費用相場が気になるという方はぜひご一読ください!

鍵交換のタイミングと必要性

鍵交換の主なタイミングは以下の通りです。

・鍵を失くした時
・鍵を差し込んでも回りにくい時
・防犯性を高めたい時:空き巣やストーカー被害を防ぐ
・新居に引っ越した時

それぞれ詳しく見ていきましょう。

鍵を失くした時

鍵を失くした時

鍵を失くした時にスペアキーがなければ、鍵交換が必要です。

また、スペアキーがあるという場合でも、どこで失くした分からない場合、誰かが拾う可能性があります。安全上の理由で鍵交換をしたほうがよいでしょう。

鍵を失くして家に入れない時は、鍵開け業者に依頼することで、鍵を開けることができます。
鍵開け業者は一般的なものならどんな鍵でも開けてくれますよ!

ただし無事に鍵が開いたとしても、鍵穴(=シリンダー)ごと交換する必要があります。

賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社など貸主に事前連絡してみましょう。
貸主は非常時に備えて、合鍵を持っていることが多いので、家に入ることができます。

オートロックのマンションなどでは、休日や深夜などでも対応している連絡先があって、マンションの共有スペースに連絡先が表示されています。

貸主が合鍵を持っていなかったり、貸主と連絡が取れなかったりした場合は、鍵開け業者に依頼して鍵を開けてもらいましょう。
ちなみに、業者に頼んで鍵を開けてもらう時には、自分がその家の家主であることを証明する必要があります。

賃貸住宅の場合、鍵を失くした時は借主の負担で鍵を交換することになります。
退去する時に鍵を全て返すことが義務になっているので、鍵交換のお金がかるのがいやだから、失くしたことを貸主に黙っているということはできません。

鍵を差し込んでも回りにくい時

鍵を差し込んでも回りにくい時

鍵は外出時に必ず使うものですから、使っているうちに劣化して回りにくくなることがあります。

鍵やシリンダー自体が劣化していることもありますが、シリンダーの固定部分やドアに付いている、錠前と呼ばれる「箱錠(錠ケース)」「ストライク(錠受け)」という部分のネジが緩んだり、劣化したりしていることもあるようです。

ホコリや汚れが付いた鍵を使っていると、シリンダー部分(鍵穴)に汚れが溜まって鍵が回りにくくなることもあります。

別の鍵ならスムーズに回る場合は、普段使っている鍵が曲がったり削れたりしている可能性があります。鍵の汚れを取る時は、柔らかい布などで傷をつけないように拭くことが大切です。どの鍵を使っても回りにくい場合はシリンダー側に問題があります。

シリンダーの汚れを取るために、針金などの異物を挿入してはいけません。鍵は精密にできているので、少しのキズでもかみ合わせが悪くなって、さらに状況が悪くなる可能性があります。また、潤滑剤を入れて鍵の回りを良くすることも有効な対処法ですが、鍵専用の潤滑剤を使う必要があります。鍵専用ではない潤滑剤を使うと、シリンダーの中で汚れが固まってさらに状況を悪化させてしまいます。

鍵が回りにくい原因が劣化の場合は、鍵を交換するタイミングです。鍵が劣化しているのか、シリンダーに汚れが溜まっているのかを判断するのは難しいでしょう。自分で何とかしようとして状況を悪化させる可能性が高いので、専門業者に見てもらうことをお勧めします。

防犯性を高めたい時:空き巣やストーカー被害を防ぐ

防犯性を高めたい時

防犯性を高めたい時には鍵の交換も選択肢です。

鍵によって防犯性能に差があるため、自宅の鍵がピッキングや破壊に弱い鍵だという場合、交換したくなるという人も多いのではないでしょうか。

ピッキングや破壊に弱い鍵とは、ピンシリンダーとディスクシリンダーと呼ばれる鍵です。

ピンシリンダーは鍵の片方にだけギザギザの山が付いているもので、ディスクシリンダーは鍵の両側にギザギザが付いているものです。

鍵にギザギザがなく表面や側面に溝しかないものをディンプルキーシリンダーと言って、防犯性が高いとされています。

この他にも、カードキーや暗証番号キーなど鍵穴のないタイプの鍵を、普通の鍵と交換することができます。鍵穴がなければピッキングに遭う心配がなくなるため、防犯性を高めたい人にはお勧めです。

新居に引っ越した時

新居に引っ越した時

賃貸住宅や中古住宅に引っ越しをしたら、鍵が新しくなっているか気になりますよね。

賃貸住宅の場合、入居時にもらった鍵は退去時に全て返却する決まりになっていますが、スペアキーを作ってそれを返却し忘れている人も多いようです。その場合、前に住んでいた人が出入りできることになりますから、鍵は交換したいという人も多いではないでしょうか。

入居者が入れ替わる際に、貸主のほうで鍵を交換するのが一般的で、新しい借主が費用を負担することが多いようです。

しかしこれは義務ではないので、鍵交換をしない場合もあります。

中には鍵交換をしていないのに、交換費用を請求してくる悪徳業者もいるので注意しましょう。

賃貸住宅や中古住宅に引っ越す際には、貸主に鍵を交換したかどうかを確認してください。

もし、交換していないようであれば、交換するようにしましょう。

ただし、勝手に交換してはいけないので、必ず貸主の許可を得る必要がある点にはご注意ください。

鍵交換・鍵の修理など鍵のトラブルにスピード対応

鍵交換・修理にかかる費用相場をシチュエーション・種類別に紹介

いざ鍵交換・修理をしようとなったら、どのくらいの費用がかかるのか、あらかじめ目安や相場を知っておきたいと思いませんか?相場を知っていれば、高額の費用と気づかないまま支払う心配がなくなります。

鍵の不具合の状況によって、交換する部分が違います。また鍵にはたくさんの種類があるので、鍵の種類によっても交換や修理にかかる費用は変わってくるのです。

ここからは、鍵交換・修理にかかる費用の相場を、シチュエーションや鍵の種類別に詳しくご紹介していきます。

鍵を紛失したときの交換費用相場:2~3万円

鍵を紛失した時の交換費用は「作業料+新しい鍵代」の金額です。

作業料は1万円程度が相場で、新しい鍵代は種類によって値段が変わってきます。

安くても2万円くらいで、防犯性が高い鍵の場合は5万円以上するものもあります。

鍵を紛失した時に交換するのは、鍵穴を刺すシリンダー部分だけで大丈夫です。

ただし鍵が開いていない状態で作業する場合は、開錠作業が必要になるのでその分の料金が追加になります。

開錠作業の目安は8千円~2万円です。

鍵の防犯性が高いほど価格が高く、開錠するのに時間がかかります。

鍵が壊れてしまった時の交換費用相場:1~6万円

鍵が壊れた時の交換費用は、どの部分が壊れたかによって大きく変わってきます。

鍵を紛失した時と同様にシリンダー交換で済むこともありますが、錠前交換の場合もあります。

錠前とはシリンダー、デッドボルト(かんぬき部分)、ドアレバーなど鍵全体のことです。

鍵が全く回らない、抜けないという場合はあ錠前交換になる可能性が高く、鍵は回るのにかんぬき部分が動かないという場合も錠前交換が必要です。

ただ、サビやホコリなどが原因で鍵が回らないこともあり、その場合はシリンダーを洗浄すれば直ることがよくあります。

シリンダー洗浄の料金相場は1万円前後です。汚れが原因で鍵が回らないのか、鍵自体の故障なのかを素人が見分けるのは難しいので、業者に依頼することをお勧めします。

鍵の種類別の鍵交換費用相場

鍵と言っても、最近は様々な種類の鍵があって、防犯性の高い鍵は錠前の値段が高くなります。作業代はいずれも1万円程度ですが、鍵の種類によって当然値段に違いが出てきます。

鍵の種類と交換相場は以下の通りです。(作業料別・税別)

・ディンプルキーシリンダーの鍵交換費用相場:5千~2万5千円
・ピンシリンダー/ディスクシリンダーの鍵交換費用相場:5千~1万円
・ロータリーディスクシリンダーの鍵交換費用相場:1万~2万円
・引き戸錠の鍵交換費用相場:5千~1万5千円
・プッシュプル錠の鍵交換費用相場:1万~2万5千円
・トステム・リクシルの鍵交換費用相場:1万~2万5千円
・カードキーの鍵交換費用相場:3万5千~7万5千円
・暗証番号錠の鍵交換費用相場:3万5千~7万5千円
・ドアノブ・インテグラル錠の鍵交換費用相場:5千~1万5千円
・装飾錠の鍵交換費用相場:2万5千~6万5千円
・生体認証錠の鍵交換費用相場:7万~19万円

ここでは、鍵の種類別に特徴や鍵交換の際の注意点などについて解説していきます。

ディンプルキーシリンダーの鍵交換費用相場:5千~2万5千円

ディンプルキーシリンダー

ディンプルキーシリンダーは従来よりも防犯性能の高い鍵ですが、構造が複雑なので交換費用相場は5千~2万5千円とやや高めです。

従来の鍵は、鍵のギザギザした部分がシリンダーの中にある「ピン」と噛み合うと、鍵が回って開くといういう仕組みでした。

ディンプルキーシリンダーも同じ仕組みなのですが、従来の鍵よりもはるかに複雑な仕組みになっています。従来の鍵はシリンダーの上下にしかピンがなかったのに比べ、ディンプルキーシリンダーには上下左右斜めと、様々な角度にピンがあります。

シリンダー内のピンの数が多ければ多いほど防犯性は高くなり、値段も高くなるのです。安いものは5千円くらいからありますが、防犯性を考えると1万5千円前後のものがいいと言われています。

ディンプルキーは専用の器具を使わないと合鍵が作れないため、他の鍵に比べて合鍵の作製費用も高めです。メーカーから純正の鍵を取り寄せると1か月近くかかることもあります。すぐに合鍵が必要になって、合鍵製造業者に依頼しても複雑な仕組みのものの場合、断られることもあります。

ディンプルキーは0.03ミリのズレでシリンダーが回らなくなる、とても精密な鍵です。ほんの少しの鍵のキズや、シリンダーの汚れでも鍵が回らなくなったり、抜けなくなったりすることがあるので注意が必要です。

また、ピンの数が多く複雑な仕組みで、専用の道具と特殊な技術が必要になるため、開錠費用も高くなります。

ディンプルキーシリンダーの特徴を知ると、コストが高くつく部分も多く敬遠したくなりますが、最近どんどん普及している鍵でもあります。その理由は、コストや注意すべき点をはるかに上回る防犯性が高く評価されているからです。

ピンシリンダー/ディスクシリンダーの鍵交換費用相場:5千~1万円

ピンシリンダー/ディスクシリンダー

ピンシリンダー/ディスクシリンダーの鍵交換費用相場は他の種類より安く、5千~1万円です。

ピンシリンダーは鍵の片側にギザギザがあるもので、ディスクシリンダーは鍵の両側にギザギザがあるタイプです。

どちらもシリンダー内のピンやディスク(板)を操作することで、鍵が回る仕組みになっています。

ピンシリンダーは内部のピンの本数が数本~7本程度で、南京錠などに多く使われている鍵です。ピンが上にしかないことから、ピッキングされやすく防犯性が非常に低い鍵と言われていました。しかし最近はピンの形状を複雑にした防犯性の高い鍵も出てきています。

ディスクシリンダーは故障が少ないことから、住宅用の鍵として日本で最も普及した鍵と言われています。その結果、空き巣がピッキングする時のターゲットにされるようになって、現在では簡単に開錠できる鍵となってしまいました。すでに製造が中止になっているのですが、防犯性が低いことを知らずに使っている人もまだまだ沢山いると言われています。

旧式のピンシリンダーやディスクシリンダーの場合は、防犯の面から考えて早めに交換することをお勧めします。

ピッキング対策がされている新式のピンシリンダー/ディスクシリンダーは5千円くらいからありますが、防犯性を考えると1万円前後のタイプがおすすめです。

ロータリーディスクシリンダーの鍵交換費用相場:1万~2万円

ロータリーディスクシリンダー

ロータリーディスクシリンダーは、かつてピッキング被害に遇いやすいと言われたディスクシリンダーと同じ構造ですが、改良を加えて防犯性を高くしたものです。

鍵メーカーの「美和ロック」が開発した「U9」という鍵が代表的な商品になります。

U9は現在、日本の住宅に広く使われている鍵の一種で、賃貸住宅にも多く取り付けられています。片側にギザギザが付いているのですが、そのギザギザとシリンダー内のピンが一致する組み合わせが約1.5億通りもあり、防犯性が高くなっています。

空き巣の7割は、ピッキングに5分以上かかると侵入を諦めるという統計データがあるのですが、U9の耐ピッキング性能は10分なので、その防犯性の高さがよく分かります。

ただし、ピッキング対策に改良する前の旧式のU9の場合は、防犯性の高いタイプに早めに交換することをお勧めします。設置から20年以上経っている、または2000年以前に製造されたタイプは旧式です。

引き戸錠の鍵交換費用相場:5千~1万5千円

引き戸錠の鍵交換費用相場

左右に扉を開け閉めするタイプの引き戸の鍵は、手を掛けて開け閉めする部分に錠前が付いているタイプと、2枚の扉の真ん中に錠前が付いているタイプがあります。手を掛ける部分の鍵を「戸先鍵」、扉の真ん中に付いている鍵を「召合せ鍵」と言って、玄関の引き戸の場合はその両方が付いているタイプが多いようです。

引き戸の鍵は、かんぬきが正方形では扉が開いてしまうので、L型になった「鎌鍵」というタイプになります。引き戸は、扉の真ん中にある召合せ鍵を交換することが多くなります。手を掛ける部分にある戸先鍵は、交換前のものと全く同じものでないと、追加の加工が必要になることもあるので注意が必要です。

召合せ鍵は、いろいろなタイプと交換できるため、交換費用を押さえたい場合にはお勧めです。戸先鍵しか付いていない引き戸の防犯性を高めるためには、加工することで召合せ鍵を追加で設置することもできます。

プッシュプル錠の鍵交換費用相場:1万~2万5千円

プッシュプル錠

ドアノブを回したり、つまみを押したりせずに、押し引きするだけでドアが開閉できるタイプの鍵をプッシュプル錠と言います。

プッシュプル錠は玄関ドアに多く使われています。力を使わずに簡単にドアが開閉できるため、子供やお年寄りでも開閉しやすいことから、様々な所で広く使われているタイプです。

プッシュプル錠には上下2か所にシリンダー(鍵穴)がついていて、ひとつの鍵でどちらも開けることができます。しかし、どちらか一方のシリンダーに不具合が出ることも多く、片方だけ交換すると開閉するのに鍵が2本必要になります。そのため、交換する際には不具合のない方のシリンダーも一緒に交換するのが一般的で、シリンダー2個分の費用がかかるので注意が必要です。

トステム・リクシルの鍵交換費用相場:1万~2万5千円

リクシルは玄関ドア・サッシの有名メーカーで、かつてはトステムという社名でした。大手メーカーのため、リクシルの玄関ドアやサッシは多くの住宅に使用されています。このドアやサッシに使われている鍵は、ほとんどが美和ロックやユーシン・ショウワなどの有名メーカーのものです。

リクシル(トステム)の扉についている鍵は、どの扉も専用の鍵になっているので、交換の際にも専用のものが必要になります。例えば、美和ロックのディンブル錠が付いている場合、同じメーカーのものでもリクシル(トステム)専用のシリンダーでなくては交換できない可能性が高いのです。専用鍵の場合、取り寄せになることが多く、交換に時間がかかることもあります。

鍵交換業者に依頼すると、別タイプのシリンダーと交換できることもあるので、急いで交換する必要がある場合は業者に相談することをお勧めします。

カードキーの鍵交換費用相場:3万5千~7万5千円

カードキー

ホテルの部屋のドアなどによく使われているカードキーは、ICチップや磁気が内蔵されているカードを刺したりかざしたりして開閉するものです。

鍵穴がないのでピッキング被害に遭うことがなく、防犯性が高い鍵です。

また鍵で開閉するタイプに比べ、手軽に開閉することができるのでオフィスで使われていることが多く、最近では住宅にも広く使われ始めています。金属の鍵タイプと比べ、販売業者にしか合鍵を作れないことから、防犯性が非常に高いのが大きな特徴です。オートロックの機能が付いていることも多く、ドアを閉めるだけで鍵が閉まるのもメリットと言えます。

しかし、ICチップや磁気は他の磁力に影響されて不具合を起こすことが多いため、通常の鍵に比べて故障が発生しやすい傾向にあります。

電気配線によって電力が供給されるタイプと、電池式のタイプの2通りあるのですが、停電や電池切れの際にはつかなくなると心配する方もいるのではないでしょうか。どちらのタイプも、非常時に備えて金属の鍵があるので安心です。

カードキーの鍵交換費用は、もともと付いているものを交換するか、新たに設置するかによって金額が大きく変わることがあります。もともと付いているのであれば、交換するだけなので作業費用と新しい鍵の金額で済みます。

金属の鍵のタイプだったものをカードキーに交換する場合、電気の配線工事をする可能性もあるため交換費用が高額になるので注意が必要です。

暗証番号錠の鍵交換費用相場:3万5千~7万5千円

暗証番号錠

登録した番号を入力して開けるタイプの暗証番号錠は、鍵を持ち歩く必要がなく、鍵穴がないため防犯性が高い鍵です。入居者が入れ替わる際、鍵交換をせずに登録番号を変更するだけで済むため、賃貸住宅のドアでの利用が増えてきています。ドアを閉めると自動的に鍵が閉まるオートロック機能が付いているタイプが多いため、その点でも防犯性が高く便利で人気です。

暗証番号錠はカードキー同様、電子式と電気式の2つのタイプがあります。電子式は乾電池を使用し、電気式は電気配線の工事が必要です。

鍵交換費用はこちらもカードキー同様、暗証番号錠を交換するのか、金属の鍵タイプから交換するのかによって大きく変わってきます。金属鍵のタイプから暗証番号錠に交換する場合、電気工事が必要になる場合や、ドアに加工して取り付ける費用が追加になる可能性があります。

ドアノブ・インテグラル錠の鍵交換費用相場:5千~1万5千円

ドアノブ・インテグラル錠

ドアノブの真ん中に鍵穴があるタイプをドアノブ・インテグラル錠と言います。一軒家の勝手口や事務所などの扉に使われていることが多いようです。このタイプの鍵は、ピッキングの被害に遭いやすいことの他、ノブ自体が破壊に弱いこともあり防犯性は低いとされています。また、子供や高齢者にとってドアノブは回しにくいため、レバータイプの鍵に交換することをお勧めします。

装飾錠の鍵交換費用相場:2万5千~6万5千円

装飾錠

親指でサムピースと呼ばれるレバーのようなものを押し下げながらドアを開けるタイプの鍵を、装飾鍵と言います。玄関に使われていることが多く、鍵部分やサムピース部分に装飾が施されていることから、この名前が付いています。

古いタイプの装飾鍵は、サムピースと鍵穴部分が別々になっているものが多いのですが、最近はサムピースのすぐ上に鍵穴が付いているタイプが主流になっています。多くの装飾鍵は、サムピースが壊れることが多いのですが、装飾があることから部品代は高くなります。

生体認証錠の鍵交換費用相場:7万~19万円

生体認証錠の鍵交換

指紋や顔、瞳孔などを使って鍵を開けるタイプを生体認証錠と言います。このタイプは金属の鍵だけでなく、カードキーなども使わなくて済むため、非常に便利です。また鍵を失くしたり忘れたりする心配もなく、合鍵を作られることもないので防犯の観点からも非常に優れています。

しかし現在の技術ではまだ読み取りが不安定で、顔や指の状態によっては開錠できないこともあるため、今後の技術進歩に期待が寄せられています。

通常の鍵を生体認証錠に交換する場合、鍵本体の価格が高額なことに加え、電気工事などが必要になることもあって鍵交換費用は高めです。

鍵交換の場所によって費用は変わる?

鍵交換は鍵の種類によって金額が変わりますが、鍵を取り付ける場所によっても金額が変わってきます。

鍵を取り付ける場所別の交換費用相場は以下の通りです。

・玄関の鍵交換費用相場:2万円~
・勝手口の鍵交換費用相場:2万円~
・車の鍵交換費用相場:10万円
・スーツケースの鍵交換費用相場:1万円~

鍵交換場所がどこであっても、鍵の交換には作業料と交換する新しい鍵の代金が必要です。

玄関鍵の場合は作業料1万円程度で、鍵のタイプによって金額が上下します。

一般的な鍵は1万5千円程度ですが、防犯性の高い鍵になればなるほど金額は高くなりカードキータイプなどは10万円前後です。

一軒家の勝手口の鍵も玄関の鍵同様、作業料は1万円程度で、選ぶ鍵によって値段に差が出ます。玄関ドアに比べ、勝手口にはシンプルな鍵が付いていることが多いのですが、ドアノブに鍵がついているインテグラル錠などの場合は、別タイプに交換して防犯性を高めるといいでしょう。

自動車の鍵は、金属の鍵を使わないスマートキーと金属の鍵を回すタイプのシリンダーキーによって値段に違いが出ます。スマートキーのほとんどは、コンピューター制御の防犯機能が付いているため、それを調整する費用も含まれて相場は10万円程度です。

シリンダーキーは工賃込みで1万5千円程度ですが、これは1か所の値段です。車にはそれぞれのドアやドランク部分など、3~5か所シリンダーがついているので、全て交換すると10万円近くになるでしょう。

スーツケースの鍵は、リモワやサムソナイトなどの大手ブランドであれば、メーカーで鍵の交換ができます。メーカー修理の場合は作業料はかかりません。交換費用は1万円程度ですが、メーカーに送って修理するため2週間~1か月かかります。急ぐ場合は業者に依頼する方がいいでしょう。業者の場合、スーツケースのブランドによって値段に差がありますが、だいたい1万円くらいです。

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鍵交換費用は高すぎる?! 費用をおさえる方法5選

ここまで、鍵交換にかかる費用の相場について解説してきましたが、高すぎると感じた人も多いかもしれません。

鍵交換費用をおさえる方法はないのでしょうか?

ここからは、鍵交換費用を抑える方法5選をご紹介します。

費用の安い業者に依頼する

鍵交換費用の安い業者に依頼するのが一番の方法です。

鍵交換は、慣れているプロに任せる方が失敗もなく安心です。自分の手を煩わせることもないので、業者に依頼したいと思う人も多いはずです。しかし、業者に依頼すると費用が高くなりそうですね。

業者に鍵交換を依頼する場合は、相場をよく調べて安い業者をよく調べることをお勧めします。ホームページなどで料金体系が分かりやすく書いてあり、アフターサービスなどのフォローがしっかりしている業者がお勧めです。

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DIYで自分で鍵交換に挑戦する

DIYで自分で鍵交換すれば、作業料を浮かすことができます。

ただし難易度は高く失敗する可能性も高いという点を理解して行ってくださいね。

ネットやホームセンターでシリンダーや錠前を購入すれば、業者に依頼するよりも安く買うことができますよ。

防犯対策の補助金・助成金制度を活用する

自治体によって、防犯に関する助成金制度を設けている場合があります。「防犯対策助成金制度」と言われるもので、住まいの防犯対策に使用する品物の購入代金や、設置料の一部を補助してくれる制度です。ただしこれは、自治体によって制度の内容が違うため、自分の住んでいる自治体の制度をよく確認する必要があります。

管理会社に相談してみる

賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社に相談してみることをお勧めします。経年劣化によって鍵交換の必要が発生した場合、家主が負担してくれることも多いようです。鍵の紛失など借主に非がある場合でも、勝手に鍵交換してはいけないので、まず相談することが大切です。

部分交換を行う

シリンダーが2個ついている場合は、不具合が出た方だけ交換するというように、部分的に交換すると費用をおさえることが可能です。その場合、持ち歩く鍵が2個になりますがそれが苦にならないのであれば、錠前全体を交換するよりはるかに費用が安くなります。

DIYで鍵交換する場合のデメリット

ネットで調べると鍵交換方法を紹介しているサイトも多く、自分で交換できそうだと思う人も多いようです。自分で鍵交換すれば、交換費用をかなりおさえることができます。

手順を見るとネジを外して交換するだけですから、誰にでもやれそうな印象もあるでしょう。

ところが、DIYで鍵交換をしてトラブルに見舞われるケースも少なくありません。

ここからは、DIYで鍵交換した場合のデメリットについて解説していきます。

業者に依頼するより費用が高くなりがち

費用をおさえるためにDIYで鍵交換したのに、逆に高くつく場合もあります。

錠前のほとんどはプラスドライバーでネジを外すことができますが、鍵の種類によっては六角レンチや様々なサイズのドライバーが必要になることもあります。工具が足りない場合、まずそれを購入することから始めなければいけません。

また、錠前自体を間違えて購入する心配もあります。サイズは合っていても、ドアに合わないタイプだったということもあるでしょう。メーカーが同じでも、取り付けられているドア専用の錠前でないと取り付けられないこともあります。

このような失敗をする人は意外に多く、その結果、業者に依頼しなおすことになって高くついたというケースが少なくないようです。

失敗してドアが開かなくなることも

上手に鍵が交換できたと思っても、取り付ける順番や位置を間違えていて、鍵が閉まらないケースもよくあります。閉まらないならまだ何とかなりますが、開かなくなるケースも少なくありません。この場合も、業者に依頼しなくてはいけなくなるので、結果的に費用が高くなります。

防犯性が下がってしまうケースも

DIYで鍵交換をする場合、錠前選びから自分でするため、防犯性の低いものを購入する恐れもあります。費用をおさえるために、値段の安い錠前やシリンダーを選んで、ピッキングの危険性が高いものだったということもあるようです。

また取り付け方に不備があると、鍵が閉まっているように見えても、しっかり施錠できていないこともあり防犯性が下がることもあるので注意が必要です。

鍵交換はやっぱり業者に依頼するのがおすすめ!

鍵交換は基本的に業者に依頼するのがおすすめです。

前項ではDIYで鍵交換をするデメリットをご紹介しました。

DIYでの鍵交換は、費用をおさえるという大きなメリットがある代わりに、失敗する可能性が高いということが分かりましたね。

DIYが得意な人はまだしも、ネットなどで交換手順を見て難しそうと感じた人は、業者に依頼するのが一番ではないでしょうか。

また玄関の鍵などは、しっかり閉まらないと大変危険ですから、慣れているプロに依頼すると安心できます。

鍵の種類もかなり多いので、設置する場所に合った防犯性の高い鍵を選んでもらうのも、業者に依頼するメリットと言えるでしょう。

鍵交換・鍵の修理など鍵のトラブルにスピード対応

おすすめの鍵交換業者:信頼できる業者を選ぶためのポイント

ここまでの解説で鍵交換は、業者に依頼した方がメリットがあることが分かりました。

しかし、鍵交換業者によっては、高額な料金を請求してくる悪徳業者もいるようで、安易に依頼するとトラブルになることもあるようです。

では、どんな業者に依頼するといいのでしょうか?

ここからは、信頼できる鍵交換業者を選ぶためのポイントについて解説していきます。

豊富な経験と実績:長年鍵交換業務に携わっている業者

豊富な経験と実績があり頼りになる鍵交換業者を選ぶようにしましょう。
鍵を交換してくれる業者は、次の3か所があります。

・ハウスメーカーや現在使用している鍵のメーカー
・鍵専門業者
・便利屋・ホームセンター

ハウスメーカーや鍵のメーカーは、純正メーカーと言えるので信頼性はかなり高いでしょう。しかし、この3つの依頼先の中で、一番費用が高い可能性があります。また、土日祝日や早朝・夜間など緊急の場合には対応してくれない可能性もあります。

鍵専門業者は、鍵の修理や交換を専門にしているため、豊富な経験と実績があり安心感があります。土日祝日、早朝・夜間でも駆け付けてくれる業者も多く、緊急の場合にはかなり助かります。

しかし、中には高額な請求をする悪徳業者もいるため、注意が必要です。

便利屋・ホームセンターは、地域の評判を見聞きする機会が多く、信頼できる業者かどうかの口コミを集めることができるので安心です。

しかし、鍵交換専門ではないので、鍵交換に関して豊富な経験があるかどうかを知ることは難しいでしょう。また、特殊な鍵に対応できない場合も多いようです。

以上の点から鍵交換は基本的に弊社のような専門業者に依頼するのがベストです。

ただし悪徳業者にはご注意ください。

明確な料金体系:追加料金が発生しないか確認

高額な請求をされないためには、料金体系が明確な業者を選ぶようにしましょう。

ホームページなどに、作業ごとの料金の内訳が書いてあるかチェックすることが大切です。急いでいる場合でも、見積もりをしっかり取る必要があります。

電話で見積金額を聞いただけで作業をしてもらって、作業が終わった後、最初に聞いた金額よりはるかに高い請求をされたというトラブルがよくあります。言った言わないのトラブルにならないためにも、見積もりは書面にしてもらうことが大切です。

見積書を出さず作業説明もせずに交換に取り掛かろうとする業者は、後から追加料金を上乗せしてくる悪徳業者の可能性が高いので、注意が必要です。

見積書を出してもらったら、その明細もチェックする必要があります。出張料や作業料が明記されているか確認するといいでしょう。明細がなく、「鍵交換費用〇〇円」のようにざっくりした内容だった場合、後から追加料金を上乗せされる恐れもあるので、細かいチェックが大切です。

またキャンセル料の有無についても確認するようにしましょう。スタッフの態度や対応が悪く、キャンセルしたくなっても高額なキャンセル料が発生するようではトラブルのもとになります。

迅速な対応:緊急時の対応も迅速

玄関や勝手口の鍵は、開かなくなっても閉まらなくなっても困ります。困った時にすぐに駆け付けてくれる業者は、本当に助かりますね。問い合わせをした際に、親身になってすぐ対応してくれる業者を選ぶといいでしょう。

アフターサービス:保証内容を確認

鍵交換が無事に済んで、その場ではスムーズに開け閉めできるようになったとしても、数日して不具合が出るというケースも時々あります。そんなトラブルに備えて、アフターサービスが充実している業者を選ぶようにしましょう。

鍵交換業者の中には、同じ場所のトラブルに限り無料で対応するというアフターサービスを実施しているところもあります。いくつかの業者の中から選ぶのに迷ったら、アフターサービスの有無もチェックするようにしましょう。

鍵交換・鍵の修理など鍵のトラブルにスピード対応

賃貸の場合の鍵交換費用は貸主・借主どちらが負担する?

賃貸住宅の場合、入居者が入れ替わる際には当然、家主が鍵を交換するものだと思っている人は多いのではないでしょうか。実は鍵交換しないこともあるのです。国土交通省のガイドラインでは、入居時の鍵の取り換えについて以下のように明記されています。

鍵の取り換え(破損、鍵紛失のない場合)

(考え方)入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人の負担とすることが妥当と考えられる

引用:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」P21

つまり、鍵交換費用は貸す側が負担するということです。ただし借りる側が負担していることも多く、これについては賃貸契約書に明記されているので、確認することも可能です。新しい住人が入居する前に貸主の方で交換して、新しい住人の初期費用に鍵交換費用が含まれるケースもよくあります。

入居時に鍵交換がなされていなかった場合や、鍵の紛失など借主の非によって交換する必要がある場合には次のような注意が必要です。

鍵交換を勝手にするのはトラブルの元なので注意

賃貸住宅の場合、鍵交換は大家さんや管理会社など貸主指定の業者での交換が入居条件になっているケースが多いようです。そのため、自分で勝手に交換すると違約金を請求される可能性もあります。

鍵に限らず、賃貸住宅は貸主の持ち物なので、何事も勝手に手を加えないようにする必要があります。自分で鍵を交換したい場合は、必ず家主の許可を得るようにしましょう。

鍵交換に関するよくある質問

日常生活の上で、鍵を交換することはあまりないと思います。鍵交換をしなくてはいけなくなった場合、いろいろな疑問が出てくるのではないでしょうか。

ここからは、鍵交換に関するよくある質問をご紹介します。

鍵交換にどれくらい時間がかかるのか?

鍵交換の時間は、交換する部分によって違いがあります。シリンダー部分だけを交換する場合は、1個につき15分程度です。ドアについている錠前まで交換するとなると、30分以上かかりますし、ドアノブとシリンダーが一体化しているようなタイプは1時間かかる場合もあります。

鍵交換の際に立会いは必要なのか?

賃貸住宅の場合、入居者の入れ替わりの際に鍵の交換が行われますが、新しい住人が入居する前に交換されていることが多いようです。そのため、立ち合いの必要はありません。

鍵がちゃんと交換されたかどうか心配だという人もいるかもしれませんが、入居前にすでに交換が終わっていたら、立ち合いのもと交換してもらうためには交換費用を再度負担する必要があります。

また、契約後に鍵が交換されるのであれば、立ち合いを希望することも可能です。

鍵交換後の鍵はどうすれば良いのか?

賃貸住宅で鍵を交換する場合は、必ず貸主の許可を得る必要があります。貸主から許可を得て、鍵を交換した場合、新しい鍵のうち1本を貸主に預ける必要があります。

そもそも賃貸住宅では、非常時に備えてどの家でも鍵を1本家主が持つのが一般的です。そのため、新しい鍵に交換した場合も、家主に預ける必要があります。

緊急時の鍵交換は可能なのか?

鍵に関しての緊急時とは、鍵を失くして家に入れないケースが一番多いでしょう。その際は鍵開け業者に来てもらえば、開けてもらうことができます。その場で鍵を交換する必要はありませんが、賃貸住宅の場合は貸主に後日報告する必要があります。賃貸住宅で鍵を紛失すると、借主負担で鍵交換することになりますが、自分の安全のためにも交換をする必要があるでしょう。

鍵が壊れてしまった場合は鍵交換が必要になりますが、壊れた鍵も業者に頼めば開けてもらうことはできます。鍵を開けてもらって中に入ることができても、鍵が閉められなくなっていたら交換の必要があります。24時間対応の鍵業者もあるので、深夜帯などでも交換は可能です。

ただし、賃貸住宅の場合は勝手に鍵を交換することができないので、交換する前に貸主に連絡する必要があります。大手管理会社の場合は24時間対応の連絡先があるので、まずそこに連絡してみましょう。深夜に対応している窓口がない場合は、鍵を開けてもらうだけなど必要最低限の作業をしてもらって、翌日改めて貸主と相談することをお勧めします。

まとめ

今回は鍵交換の相場について、玄関ドアや勝手口などの場所や状況別に詳しく解説しました。いろいろな鍵交換のタイミングがあり、鍵の種類や設置場所、不具合の状況などによって金額が変わることがおわかりいただけましたでしょうか。

鍵交換費用が高すぎると感じた時には、費用をおさえるためにDIYで交換する方法もありますが、失敗するリスクも多いです。

失敗を防ぐためにも、基本的には専門の業者に依頼することをおすすめします。

ただし業者の中には鍵交換の明細を提示しない業者もいて、作業した後に最初に提示した料金よりはるかに高い金額を請求してくる悪質な業者もいるようです。

鍵交換の後にトラブルにならないためには、信頼できる業者を選ぶことが大切。

信頼できる業者は見積もりの段階から、詳しい作業内容の説明や料金の明細を詳しく提示してくれます。

鍵を失くした、急に鍵が回らなくなったいうような状況になると、慌ててしまってつい手近な業者に連絡したくなるものです。

しかし、トラブルに巻き込まれないためにも、いったん落ち着いて信頼できる業者をよく選定してから依頼してくださいね。

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